ここでは、定型文・暗号化定型文挿入機能による、定型文の挿入ルールについてご案内いたします。
定型文・暗号化定型文挿入機能では、事前に設定した定型文を、対象となるメールに挿入します。
定型文には「ローカル言語」、または「英語」を設定できます。
どちらの定型文を挿入するかは、対象となるメールのヘッダ情報から、本文に利用されるMIMEテキストパート(Content-Type:text/plain;charset=" ")を評価し、設定項目の「ローカル言語選択」にて設定した言語に対応した文字コードが使用されているか否かによって決定します。
設定した言語の文字コードが使用されていれば、「ローカル言語」に設定した定型文を挿入し、その他の文字コードが使用されていれば「英語」に設定した定型文が挿入します。
◆対応文字コード
各選択言語ごとの対応文字コードは以下のとおりです。
選択言語 |
対応文字コード |
日本語 |
ISO-2022-JP |
中国語 |
GB2312 |
Unicode |
Unicode |
英語 |
上記以外の文字コード |
※[Unicode]は暗号化定型文のローカル言語にのみ設定できます。
◆事例
「ローカル言語選択」にて「日本語(文字コード:ISO-2022-JP)」を選択した場合に、以下のようなメールを送信するとします。
●メールヘッダー
From:(任意)
To:(任意)
Subject:(任意)
Content-Type:text/plain;charset="US-ASCII”
●メール内容
From:(任意)
To:(任意)
Subject:(任意)
本文:Hello!
How are you?
I send you Conference materials!
添付:Conference_materials.pdf
|
上記のメールでは、MIMEテキストパートには、文字コード(US-ASCII)が使用されています。この場合、選択した言語の文字コード(日本語:ISO-2022-JP)が利用されていないので、「定型文(英語)」に設定した定型文が挿入されます。