ここでは、コマンドラインで検査・配送ルールを設定する方法をご案内します。
以下の手順にて、コマンドラインで検査・配送ルールの設定が可能です。
◆設定手順
1. 管理サーバーにおける検査・配送ルールの設定ファイルを編集する
対象の設定ファイルに、作成したい検査・配送ル―ルをフォーマットに従って追記・編集してください。
フォーマットについては、マニュアルを参照してください。
- 対象の設定ファイル
/opt/Guardian/Admin/etc/wall/mss.acl
- 設定例
1:*:*:0:RELAY
2:EFROM=user1@example.co.jp:*:0:HOLD
3:*:*:ATTACHMENT(nopasswordlock)>0:RELAY(0,0,0,,,0,0,,zipenc,1,1,,0,0) |
- マニュアルの記述項目
『GUARDIANSUITE 検査サーバー ~利用の手引き~』「5-3 検査・配送ルール設定ファイル」
2. 検査サーバーに設定を反映するコマンドを実行する
管理サーバーで以下のコマンドを実行してください。
管理サーバー側の設定ファイルの内容を、検査サーバー側の設定ファイルに反映します。
- 実行コマンド
# /opt/Guardian/Admin/support/pushMailWall -r acl
3. 検査サーバーに設定した内容が反映できているか確認する
検査サーバーにある以下の設定ファイルに、手順1にて編集したファイルの記載内容が反映できていることを確認してください。
- 対象ファイル
/opt/Guardian/WALL/etc/mss.acl
設定手順は以上となります。
注意事項
- 手順2のコマンドを実行する際はメールの配送プロセスに再起動が発生します。
- 手順2のコマンドを実行した際に「ERROR:filter server(GUARDIANWALL) failed in synchronization」のエラーが出力された場合、手順1にて編集した設定ファイル内のフォーマットに不整合がある等の理由によりコマンドの実行に失敗しています。そのため、管理画面上では設定変更されているように表示されますが、実際にルールを適用する際は、編集前の設定ファイルが適用されます。その際は、手順1を確認し、設定ファイルを修正したうえで、再度手順を実施してください。
- 本稿の手順にて編集することで、管理画面の文字数上限を超える条件の検査・配送ルールを作成できます。なお、当該ルールを管理画面にて表示した際、条件の文字を削除することは可能ですが、文字数上限以上の文字数を再入力することができませんのでご注意ください。検査・配送ルールの文字数上限については、以下FAQをご確認ください。
検査・配送ルールの各種条件に文字数上限はありますか?