検査サーバーのメール保存ディレクトリのパーティション容量は、余裕をもった見積もりをお願いします。
最悪の場合メールアーカイブの欠損に繋がる可能性があります。
◆メールアーカイブローテーションの仕組み
検査サーバーのメール保存ディレクトリではパーティション使用量が 100 %に達した時点で古いメールアーカイブデータから順に削除しますが、
管理サーバーへの収集前にローテーションにより収集データが削除されてしまうとメールアーカイブデータが欠損します。
◆欠損の発生する状況
【ネットワーク不良などでデータ収集が滞ってしまった場合】
ネットワーク不良などで管理サーバーへデータ収集ができなかった場合には、次の収集タイミングでデータが収集されます。
しかし、その次の収集タイミングより前に古いデータの削除が実行され、未収集のデータが削除されると欠損となります。
【当日分のメールアーカイブのみでディスクが満たされた場合】
保存ディレクトリに1日分のアーカイブが保存できない容量しかない場合、使用量が100%に達すると次のメールデータを
アーカイブへ書き込む前に古いデータとして当日分データを削除してしまいます。
その削除されたデータが管理サーバーへ未収集の場合、データ欠損が発生します。
◆推奨値および対策
データを欠損させないためには、管理サーバーの障害時に、その復旧までの時間は検査サーバーでアーカイブを保持する必要があります。
お客様それぞれの事情により期間は変わりますが、1カ月程度は保存できるよう、あらかじめ余裕を持ってパーティション容量は確保してください。
合わせて、メール流量監視などを行い、メール流量の急激な増加などに備えることを推奨します。