• No : 431
  • 公開日時 : 2019/06/07 11:13
  • 更新日時 : 2019/11/21 13:52
  • 印刷

下位プロキシーサーバーが送信した「X-Forwarded-For」ヘッダーからクライアント IP アドレスを取得することはできますか?

回答

「X-Forwarded-For」ヘッダーからクライアント IP アドレスを取得し、アクセス制御やログに記録する IP アドレスとして使用可能です。
設定値「WGTrustedProxy」を利用し、取得対象とする下位プロキシーサーバーを指定します。
 
 
○「X-Forwarded-For」ヘッダーからクライアント IP アドレスを取得する設定
 
  1. 管理サーバー設定ファイルを編集します。
     
    管理サーバーより以下の設定ファイルを編集してください。
    なお、複数の検査サーバーを登録している場合は有効としたいサーバーすべての設定ファイルを編集してください。
     
     管理サーバー:/opt/Guardian/Admin/etc/admin/server/<サーバー ID>/httpd.conf
     -----
     WGFollowXForwardedFor On
     WGTrustedProxy <下位プロキシーの IP アドレス>
     -----
     ※複数の下位プロキシーを指定する場合は「半角スペース」区切りで入力してください。
     
    例)192.168.100.100 から送信された X-Forwarded-For ヘッダーから
      IP アドレスを取得する
      -----
      WGFollowXForwardedFor On
      WGTrustedProxy 192.168.100.100
      -----
     
  2. 設定ファイルを検査サーバーへ同期します。
     
    管理サーバーより以下のコマンドで検査サーバーへ設定を反映してください。
     # /opt/Guardian/Admin/support/pushWebWG -r httpd

    ※サービス再起動が発生しますのでご注意ください。
 
○クライアント IP アドレスの読み替え対象
 
 「X-Forwarded-For」ヘッダーから取得したクライアント IP アドレスは、以下の箇所で利用されます。
 
分類 対象
アクセス制御 グループ定義(IP アドレス/ネットワークアドレスの判定)
警告アクション(警告を行ったクライアントの管理)
※プロキシー認証を使用しない場合のみ
ロギング
外部送信ログ、規制ログ、例外ログ、SSLログ、アクセスログに記録する IP アドレス
表示 ブロック画面に出力するクライアント IP アドレス
メール通知文に出力するクライアント IP アドレス
 
対象製品・バージョン
WEBGUARDIAN(旧製品)