キヤノンマーケティングジャパン株式会社
GUARDIANWALLシリーズ
サポート情報(GUARDIANWALL Mailセキュリティ・クラウド)
  • 投稿日時 : 2025/02/14 14:30

【緊急】【OS365】アドインが起動せずメール送信ができなくなる事象について

更新履歴: 2025 年 01 月 31 日 18:40 投稿
  2025 年 01 月 31 日 20:20 更新
  2025 年 02 月 01 日 09:55 更新
  2025 年 02 月 01 日 13:55 更新
  2025 年 02 月 02 日 18:30 更新
  2025 年 02 月 14 日 14:30 更新
平素は弊社 GUARDIANWALL Mail セキュリティ・クラウドをご利用いただき誠にありがとうございます。
提供サービスである Outbound Security for Microsoft 365 につきまして、Microsoft 365 における動作変更によりサービス影響が発生する可能性があることを確認しております。
誠に恐縮ではございますが、以下ご一読いただけますようお願い申し上げます。
 
【2025 年 02 月 14 日更新】
この度は至急のお願いにも関わらず回避策を適用いただきありがとうございました。
2025 年 2 月 17 日以降、順次認証処理の変更が行われると Microsoft よりアナウンスされております。
万一当サービスの動作にて問題が発生した場合、大変お手数をおかけいたしますが、
こちら の Web フォーム、もしくは 2025 年 02 月 14 日 14:45 頃に送付の下記ご案内メールに記載の電話窓口までお問い合わせください。
 
ご案内メール:【緊急】【OS365】アドインが起動せずメール送信ができなくなる事象について(第五報)
 
 

◆対象のお客様

Outbound Security for Microsoft 365 を使用されているすべてのお客様 
 

◆動作影響

メールの送信が行えなくなります。
※アドインが正常に動作しない状態となるため。 
 

◆発生原因

Microsoft 365 にて認証処理の仕様変更が予定されておりますが、Outbound Security for Microsoft 365 にて対応の追従ができておらず、正常にアドインが起動できなくなるためとなります。
ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。

※Microsoft 365 にて、アドインにおけるExchange トークンを使用した Exchange Online へのアクセスが 2025 年 2 月に廃止される影響となります。
 

◆暫定回避策

以下方法にてご対応いただけますようお願い申し上げます。

  • 一時的な Exchange トークンの再有効化
    本影響に関して、Microsoft 社より、暫定的な回避策が提示されております。
    当該手順を実施することで、Exchange トークンでのアクセスを一時的に有効にし、アドインを使用することが可能です。
    本作業は、ご利用されている Microsoft 365 におけるグローバル管理者権限を持つアカウント(メールアドレス)にて実施いただくことで、各ユーザーでの作業を行うことなく、組織の設定を更新することができます。
    ※Microsoft 社の発表により、2025 年 6 月をもって本認証が完全に終了する旨の情報がございますため、終了までの暫定回避策となります。
    ※本手順の結果反映については、最大で 24 時間要する場合がございます。
     
    1. PowerShell の起動
      以下画面例のように、「スタート」ボタンから開かれるメニューより、「Powershell」を検索し、「管理者として実行する」をクリックしてください。

       
       
    2. Microsoft 365 への接続
      起動したターミナルにて、以下のようにコマンドを入力、実行してください。 
      ※以降の項目では、赤文字部分を入力し、実行してください。

      ■PowerShell 実行ポリシーの変更

      PS C:\Windows\system32> Get-ExecutionPolicy
      ⇒出力された内容について、手順 5 で使用するため、メモなどに控えてください。
      (出力例)Restricted
      PS C:\Windows\system32> Set-ExecutionPolicy remotesigned 

      ※「PS C:\Windows\system32>」の部分は、お客様実行環境によっては「PS C:\Users\サインインユーザー>」と表示されます。
       どちらの表記の場合でも問題はございません。
      ※処理中に応答(Yes / No)を求められる場合、Y(Yes)を入力してください。

      ■モジュールのインストール

      PS C:\Windows\system32> Install-Module -Name ExchangeOnlineManagement
      PS C:\Windows\system32> Import-Module ExchangeOnlineManagement

      ※処理中に応答(Yes / No)を求められる場合、Y(Yes)を入力してください。
       

      ■Exchange Online への接続

      PS C:\Windows\system32> Connect-ExchangeOnline -UserPrincipalName グルーバル管理者のメールアドレス 

       ※コマンドの最後には、ご利用されている Microsoft 365 におけるグローバル管理者権限を持つアカウントのメールアドレスを指定してください。
       

    3. Microsoft 365 へのサインイン 
      手順2 にて指定したアカウントへサインインするため、Microsoft 365 の認証画面がポップアップ表示されます。
      該当アカウントのパスワードを入力し、サインインしてください。

       

      ※以下画面が表示された場合、赤枠部分をクリックしてください。

       
       
    4. 認証有効化操作
      以下の操作にて認証を有効化してください。

      ■認証が有効化されていないことを確認

      PS C:\Windows\system32> Get-AuthenticationPolicy -AllowLegacyExchangeTokens
      AllowLegacyExchangeTokens: (Not Set)
      Allowed: []
      Blocked: []

      ※「AllowLegacyExchangeTokens: (Not Set)」と表示されていれば、設定が有効化されていない状態でございます。


      ■認証の有効化

      PS C:\Windows\system32> Set-AuthenticationPolicy -AllowLegacyExchangeTokens -Identity "LegacyExchangeTokens"
      Success

      ※コマンドの実行が正常に完了すると「Success」と出力されます。

      ■認証が有効化されていることを確認

      PS C:\Windows\system32> Get-AuthenticationPolicy -AllowLegacyExchangeTokens
      AllowLegacyExchangeTokens: True
      Allowed: []
      Blocked: [] 

      コマンド入力後の出力で「AllowLegacyExchangeTokens: True」と表示されましたら、設定の反映は完了です。
       

    5. 接続切断
      手順 2 の 青文字部分 にてメモした内容を、以下コマンドの に読み替えて実行してください。 

      PS C:\Windows\system32> Set-ExecutionPolicy

      ※処理中に応答(Yes / No)を求められる場合、Y(Yes)を入力してください。

      各種手順が完了したのち、以下コマンドを実行し、接続を終了してください。

      PS C:\Windows\system32> Disconnect-ExchangeOnline 

 
手順は以上となります。
実施後はお手数をおかけいたしますが、対応いただけた旨をこちらからサポート窓口へご連絡いただけますようお願い申し上げます。


◆恒久回避策

アドインによる仕様変更などについて検討しております。
 

◆お問合せ先

本件に関するご質問などにつきましては、
以下窓口までご連絡いただけますようお願い申し上げます。
 
 Web フォーム :Web からのお問い合わせはこちら
 お電話     : 2025 年 02 月 14 日 14:45 頃送付のご案内メールに電話窓口を記載しております。
 

 

このたびは、サービスをご利用のお客様へご迷惑をおかけいたしますこと、改めてお詫び申し上げます。
今後とも GUARDIANWALL シリーズを安心してご利用いただけますよう、製品改善に努めてまいります。